【徹底解説】WiMAXの電波が悪い理由と17の対応策

容量無制限で高速通信ができることで人気のWiMAX。

そんなWiMAXの電波が入りづらい理由と対策を徹底解説します!

 

スマホは4Gエリア内なのに…なぜWiMAXは圏外?

スマホは4Gエリア内なのに…なぜWiMAXは圏外?

「スマホは電波入ってるのに、なぜWiMAXは圏外?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、まず最初にWiMAXだけが圏外になってしまう理由から見ていきましょう。

 

【理由①】そもそも事業者が違うのでアンテナの位置が違う

日本国内で携帯電話事業をしているのは

  • NTTドコモ
  • au(KDDIグループ)
  • ソフトバンク
  • UQコミュニケーションズ(KDDIグループ)

の4社だけです。

 

この中で、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3社は

  • 3G
  • 4G(LTE)

という2種類の方式のサービスを展開している一方で、

UQコミュニケーションズだけは

  • WiMAX
  • WiMAX2+

という(3G・4Gとは別の)2種類の方式のサービスを展開しています。

 

なぜ会社によって通信方式が分かれているのかというと… 国の方針です。

WiMAX・WiMAX2+は国内で1事業者だけに電波免許が許可されていて、この免許をKDDIグループのUQコミュニケーションズが受け取ったという経緯があります。

 

話がちょっとそれてしまいましたが、まとめると

  • NTTドコモがもっている3G・4Gの基地局
  • auがもっている3G・4Gの基地局
  • ソフトバンクがもっている3G・4Gの基地局
  • UQコミュニケーションズがもっているWiMAX・WiMAX2+の基地局

は全て別々に建てられています。

そして(お互いの電波間の干渉をなるべく少なくするために)基本的にそれぞれの基地局は離れた場所に設置されています。

つまり、

  • ドコモの基地局とauの基地局は基本的に別の場所に設置されていますし
  • ソフトバンクの基地局とUQコミュニケーションズの基地局も基本的に別の場所に設置されています

基地局の位置が違うので、場所によっては

「ソフトバンクの電波は入るのに、auは入らない」

「ドコモの電波は入るのに、UQのWiMAX(2+)の電波は入らない」

ということは よく起こります。

 

更に、都市部であれば「基地局が設置されている位置が違う」くらいの差になりますが、地方の郊外エリアになると

「そもそもWiMAX(2+)の基地局自体がない」

「田舎にいくとソフトバンクの電波が入らない」

ということも起こります。

 

どこまでエリアを広げるのかは各事業者(ドコモ・au・ソフトバンク・UQコミュニケーションズ)の判断に任されていますので「ここはエリア化しても採算があわないから基地局は建てない」と事業者が判断したところには基地局は建ちません。

 

このように「そもそも基地局が別々に建っていること」が(スマホはエリア内なのに)WiMAXが圏外になる1つ目の理由です。

 

 

【理由②】更に…利用する周波数帯も違う

そもそも基地局が別々なことに加えて、スマホとWiMAXでは利用している周波数帯も違います。

 

電波には

電波の直進性
(遠くまで届く)
電波の回折性
(建物の影まで入り込む)
高い周波数(GHz帯)
得意

苦手
低い周波数(MHz帯)
苦手

得意

という特徴があるため

  • 基地局から遠いところまで電波を届かせたい場合 ⇒ 高い周波数が有利
  • ビルとビルの間・屋内の窓から遠い部屋まで電波を届かせたい場合 ⇒ 低い周波数が有利

になります。

 

ただし利用できる電波(※周波数帯とよばれます)は国からの免許で指定されているため、原則 高い周波数帯の電波と低い周波数帯の電波を場所によって使い分けることはできません

 

そのため 国から高い周波数帯を指定されているWiMAX(2+)

  • 基地局から遠いところまで電波が届きやすい(平地であれば屋外のエリアは広げやすい
  • 建物の中やビル影には電波が届きづらい

という特徴があります。

 

そのため、そもそも高い周波数帯を利用しているWiMAXは

  • 周りに高い建物が多い場所(建物で電波がブロックされてしまいます)
  • 屋内、特に窓から遠い部屋(窓から入った電波が室内を回り込んでくれません)

では電波が繋がりづらい(圏外になりやすい)のです。

 

これがWiMAXが圏外になりやすい2つ目の理由(周波数の問題)です。

 

 

自分でできる!WiMAXを繋がりやすくする17の方法!

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WiMAXは3G・4Gよりも圏外になりやすい理由を確認してきました。

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UQコミュニケーションズに電波改善してもらう方法がある!?

UQコミュニケーションズに電波改善してもらう方法がある!?

上でご紹介した方法でもWiMAXの電波環境を改善することができますが、(ちょっと手がかかる+改善させる保証はないものの)UQコミュニケーションズに無料で電波環境を改善してもらうことができる方法もあります。

その2つの方法についても確認していきましょう。

 

【UQコミュニケーションズ公式】エリア改善要望受付フォームに記入

【UQコミュニケーションズ公式】エリア改善要望受付フォームに記入

UQコミュニケーションズではWiMAXユーザーからのエリア改善要望を受け付けています。

  • 原則回答をもらうことができない
  • 改善要望を届けても、実際に改善される保証はない

という条件つきではありますが、UQコミュニケーションズでも全てのエリア・建物の電波状況を確認できているわけではありませんので、ユーザーからの声を上げることでエリアを改善してもらいやすくなります

こちらはWiMAXを利用している全てのユーザーが改善要望を出すことが可能になりますので、エリアに不満がある場合には積極的に利用したいですね。

UQコミュニケーションズ公式

エリア改善要望の受付はこちら>>

https://www.uqwimax.jp/wimax/area/customer_voice/

 

 

UQフェムトセルを利用する

UQフェムトセルを利用する

またUQコミュニケーションズでは、

  • 自宅の中にWiMAXの小型基地局(フェムトセル)を設置する
  • フェムトセルからau光回線を通してWiMAXのネットワークに接続する(光回線で接続するので、そもそも自宅がWiMAXのサービスエリア外でも問題ありません)

というUQフェムトセルというサービスも提供しています。

 

こちらは設置料・工事費・月額利用料・解約違約金などは全て無料になりますので、自宅でもWiMAXを利用したい場合にはとても便利なサービスになります。

 

ただし… UQフェムトセルを利用するためには自宅に光回線が既に設置されている必要があります(光回線の設置費用・利用料は個人負担になります)。

そして(そもそも論ですが)自宅に光回線が設置されているのであれば、自宅でWiMAXを利用する必要がないような気もするのですが… ご興味がある方はUQコミュニケーションズの公式サイトをチェックしてみて下さい。

UQコミュニケーションズ公式

UQフェムトセルの申し込みはこちら>>

https://www.uqwimax.jp/wimax/area/femto/

 

 

WiMAXではなく格安SIMで代用する方法✨

WiMAXではなく格安SIMで代用する方法

最後のポイントは…

「上でご紹介した方法を試してみてもWiMAXの電波が改善しない場合」

そんな場合にはWiMAXを解約して格安SIMに切り替える方法もあります!

 

格安SIMのメリットは

  • WiMAXと同じように常に持ち歩くことができる
  • 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)よりも安い
  • 大手キャリアのような高額な解約違約金・2年縛りなどが設定されていない会社がある

ことです。

 

実際の使い方によって、格安SIMを利用する場合には2種類の選択がありますので、それぞれについて確認していきましょう。

 

 

格安SIMにも容量無制限のプランがある!

実は、WiMAXだけでなく格安SIMでも容量無制限の料金プランが存在します。

複数の格安SIMの会社から容量無制限プランが提供されていますので、以下の記事を参考にしながら、一番お得な会社を見つけていきましょう。

【特集】データ通信容量「無制限」の格安SIMを徹底比較!

 

通信速度を重視するなら… 大容量プランの格安SIMがオススメ

格安SIMの容量無制限プランでは通信速度が低速に設定されているものも多くあります。

そこで 次にご紹介したい選択肢が格安SIMで大容量プランを選ぶという方法です。

  • 大容量プランを選んでも大手キャリアよりも通信料金が断然安い
  • 容量無制限プランのような通信速度規制がない
  • 4G LTEを利用するためWiMAXよりもエリアがかなり広い

という特徴があります。

以下の記事では、格安SIM各社の大容量プランを比較して一番お得に利用できる会社・プランをご紹介しています。

シェアプランが充実!おすすめの格安SIM

 

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